子どもの自己肯定感を育むために~親が子供にできること~

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悩めるママ
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自己肯定感って何?

どうすれば自己肯定感があがるのかな?

この記事では、こういったおうちの方の悩みに答えます。

具体的には

・自己肯定感とは
・日本の若者の自己肯定感
・自己肯定感の低い子どもが出すサイン
・子どもの自己肯定感を高めるために親ができること

という順番で、自己肯定感について解説していきます。

この記事を読むことで自己肯定感について詳しくなり、子どもの自己肯定感を高めるためのポイントをが抑えることができるようになりますよ!

この記事を書いた人

元保育士のwebライターです。
読書が好きで、自己肯定感に関する本も多数読みました。

自己肯定感とは「今の自分が好きだ」という気持ち

文部科学省によると、自己肯定感とは「自分に対する肯定的な意識」のことをいいます。

つまり、「今の自分が好き!」「自分に満足している!」「自分には価値がある!」
というありのままの自分を認める気持ちのことをいいます。

自己肯定感の高い子どもは、以下のような特徴があります。

・チャレンジ精神があり、夢中になれることが多い
・自信があり、ストレスに強い
・辛いことがあっても発散したり相談したりして対処できる
・人に対して思いやりを持って接することができる

自己肯定感の高い子どもは、自分が好きで、自分が大切にされていることを感じているため、人に対して優しくしたり、辛いことがあったときに人に相談したりして対処できる力があります。

また、ポジティブ思考でチャレンジ精神が旺盛なため、夢中になれることが多く、ストレスに強いという傾向があります。

日本の若者の自己肯定感

しかし、平成27年の国立青少年教育振興機構の調査によると、日本の若者は諸外国の若者と比べて自己肯定感が低いということが分かりました。

出典:首相官邸HPsiryou4.pdf (kantei.go.jp)

「自分自身に満足しているか」という問いに、「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と回答した人が、他の先進諸国が70%を超えたのに対し、日本は50%以下に留まりました。

グラフで見てみると、日本の若者の自己肯定感の低さが一目で分かりますね。

自己肯定感の低い子どもが出すサイン

日本では自己肯定感が低い若者が多いということが分かりました。
では、自己肯定感が低い子どもはどんな特徴があるのでしょう。

結論からいうと、前にお話しした自己肯定感の高い子どもとは対照的に、自己肯定感の低い子どもは


「チャレンジ精神がなく、夢中になれることが少ない」
「自信がなく、ストレスに弱い」
「辛いことがあっても我慢してしまう」
「人に対して攻撃的になる」
という特徴があるということになります。

そして、自己肯定感が低くなった時、子どもは次のようなサインを出します。

自己肯定感の低い子どもが出すサイン
  • 「どうせ」「無理だ」といった否定的な言葉を使う
  • 親や友達に依存し、顔色をうかがってしまう
  • すぐにイライラしたり怒ったりする

順番に見ていきましょう。

「どうせ」「無理だ」といった否定的な言葉を使う

自己肯定感の低い子は自分自身に価値があるということを認められないので、何事に対しても自信がありません。


そのため、物事に対するチャレンジ精神がなく、何かをはじめてもすぐにあきらめてしまう傾向があります。

その結果、「どうせ」「無理だ」といった否定的な言葉を頻繁に使うようになってしまいます。

親や友達に依存し、顔色をうかがってしまう

自己肯定感の低い子は、自分の中の判断基準や軸というものがなくなりがちです。

そうすると自分ではない他人、特に親に依存しがちになり、顔色をうかがったり何度も愛情を確認したりするようになります。

すぐにイライラしたり怒ったりする

自己肯定感が低いと、他人に対して劣等感を抱きやすく、すぐにイライラしたり怒ったりするようになります。

友達へのコンプレックスから、暴力的な行動をとったり、大人からは見えないところで意地悪をするような問題行動につながる場合もあります。

自己肯定感が低い子どもは、幸福度も低い傾向にあります。
のびのびと子どもが暮らしていくためにも、こういったサインに気が付けた時は早目に対処してあげたいですね。

自己肯定感を高める方法5選~親が子どもにできること~

子どもの自己肯定感を高めるために親ができることとして、5つの方法をご紹介します。

子どもの自己肯定感を高める方法
  1. 子どもの話を真剣に聞く
  2. 失敗したことを叱らない
  3. 自分のことは自分で決めさせる
  4. 感謝の気持ちを伝える
  5. 親の自己肯定感をあげる

1つずつ詳しく解説していきますね。

子どもの話を真剣に聞く

子どもの話は、目をあわせてうなずきながら、真剣に聞いてあげてください。
そして、子どもの気持ちに共感してあげましょう。


共感しながら話を聞いてもらうことで、子どもは「ありのままの自分を受け入れてもらっている」と思えるようになり、自己肯定感が育っていくのです。

失敗したことを叱らない

失敗したという結果を叱るのをやめて、チャレンジできたところ・うまくいったとところに目を向けて
あげましょう。

すると、「自分はここまでできたんだ」という気持ちをもつことになり、次もチャレンジしようとする勇気が湧いてきます。

逆に、失敗したことばかりに目を向けてしまうと、失敗を恐れてチャレンジすることを怖がってしまうようになるので注意したいですね。

自分のことは自分で決めさせる

自分の人生を自分で決めているという自己決定感の高い人は、自己肯定感も高くなります。
2018年に神戸大学が行った調査では、自己決定感の高い人は人生の幸福度も高いという結果が出ています。
親としてはつい口を出したくなってしまいますが、子どもが自分で決めたことは最大限尊重してあげたいですね。

感謝の気持ちを伝える

「ありがとう」「助かった!」など、子どもに感謝の気持ちをどんどん伝えてあげてください。
感謝の気持ちを受け取ることで子どもは必要とされている気持ちが育っていき、自尊感情が高まります。
また、人の役に立ったという自己有用感も育ち、ぐんぐん自己肯定感が高まっていきます。
子どもに感謝の気持ちをを伝えるためにどんどんお手伝いをお願いすると、親子間のコミュニケーションをとることもできて一石二鳥ですね。

親の自己肯定感を上げる

一般的に、親の自己肯定感が低いと子どもの自己肯定感も低くなる傾向にあります。
親の考え方やふるまいは、子どもにも影響するからです。

子育てを頑張っているお母さん・お父さんはそれだけで素敵です!!
いつも子育てだけでなく家事やお仕事も本当にお疲れ様です。
いっぱい自分をほめてあげてくださいね!!

まとめ

この記事では、自己肯定感の意味や自己肯定感が低くなる理由、自己肯定感を高めるためには次の5つのポイントがあることなどを解説してきました。

  1. 子どもの話を真剣に聞く
  2. 失敗したことを叱らない
  3. 自分のことは自分で決めさせる
  4. 感謝の気持ちを伝える
  5. 親の自己肯定感をあげる

「人に優しくできる子に育ってほしい」
「何か夢中になれることを見つけてほしい」
そう思う方は多いかと思います。

子どもの自己肯定感を高めることで、その基盤となる力をつける手助けができます。
いきなり完璧にしようと思わなくても大丈夫!
少しずつでも子どもとのコミュニケーションに取り入れてみてくださいね。

この記事が、少しでも子育てのお役に立てたなら幸いです。

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